Vol.67 感情のコントロール
2007年11月01日
朝からどんよりと曇り、時折の霧雨、湿度が高く、少し歩くだけでじっとりと汗をかく状態・・・こんな日に満員電車に乗って通勤するとそれだけで気分が滅入ってしまいそうです。そんな時にその滅入った気持ちを一新するような方法があったら楽になるとは思いませんか?
感情と行動は連動しているという話を聞いたことがあります。下を向いて歩いている状態と上を向いて歩いている状態では明らかに気分に差がでるそうです。下を向いている場合は、頭を下げて、背中を丸めているので呼吸が阻害されることになり酸素不足に陥り気持ちに余裕がなくなるという物理的な理由もあるそうですが、行動が気分に影響を与えるというのは不思議ですよね。でも裏を返せば行動を変えれば気分が変わるということも言えるのです。
先日、舞台俳優さんに演技指導の話をお聞きしました。私は、感情を込めてセリフを読み、そのセリフにあわせた演技をし、それを見た監督が演技のテクニックを伝授する事が演技指導であると思い込んでいました。もちろん、そういう要素もあるそうです。ただ、その舞台俳優さんはまったく別の視点から演技指導をしていらっしゃいました。その方はセリフなしで同じ演技をひたすら何回もさせていたのです。例えば、席を譲る演技。私の中ではいかに感情をこめて「どうぞ」の一言が言えるかが重要と感じていました。しかし、その方はセリフ抜きでひたすら席を譲る動作をさせるのです。何回も何回も何回も同じ動作を繰り返していくと、だんだん席を譲る動作が自然になっていきます。そして本当に自然体になった時にはじめて「どうぞ」というセリフを言わせるのです。すると、「どうぞ」というセリフの練習をしなくても、席を譲る時の「どうぞ」が心の奥から発せられているのです。
その舞台俳優さんは行動を変えれば感情をコントロールすることができるとおっしゃっていました。例えば、落ち込んでいる時に思いっきり走らせたりすると、少なくとも走っている間は落ち込みの感情は表には出てこないそうです。思いっきり走るという行動と落ち込むという感情はどうしても共存はできないということが理由です。落ち込んでいる時にスポーツやカラオケをすると楽になったりするのも、これに近い効果なのかもしれませんね。
また、言葉と感情、言葉と行動にも似たような関係性があるようです。例えば、試合前に心境を聞かれた際に「絶対に勝ちます!」と答える場合と、ただ「がんばります!」と答えた場合では結果に差が出るそうです。勝ちたいという感情を言葉や態度で強化することで、その感情はさらに増幅しそれが行動の違いに現れるということが理由です。
良い結果を望んでいるのであれば口に出してみてください。気分が乗らないときは得意な事をやってみてください。感情は自分次第でコントロールができる!自分にとって良い方向で感情をコントロールできれば結果が良くなることは間違いありません。この感情のコントロール、生活の中のあらゆる場面で応用できると思いませんか?是非、試してみてください。
今回の教訓&アドバイス
- 感情は自分次第でコントロールできる。
- 迷ったら思い切って行動をしてみる。
- 思ったことを口に出してみる。



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