Vol.75 24時間戦えますか?
2008年04月24日
「24時間戦えますか?」バブル期に一世を風靡したCMの言葉です。当時は競合に打ち勝つために体力の限界まで戦うことのできるビジネスマンが格好良いとされていました。ところが、現在のビジネスパーソンの戦うフィールドは社外の競争だけにはとどまりません。自分の内面の戦いにも参戦することが求められている、そんな気がしてなりません。
先日、ある企業の人事部長とお話をする機会がありました。
同社は地方に本社を持つ上場企業です。新卒採用、中途採用ともに積極的で年収も業界内でも高い水準、事業内容的にも抜群の人気を誇る企業です。
「中途採用で入社された方が短期間でマネジメントになる傾向が以前よりも強くなっている気がします。
うちでは新卒も中途も関係なく実力重視で評価しているので、このような現象が起こるのですが・・・。」
中途で入社された方がマネジメント層に抜擢される(抜擢せざるを得ない)現実に、この人事部長はなんともいえない思いを抱いていらっしゃいました。人気企業だけあって、新卒で採用された方々も本当に優秀なメンバーがそろっています。また、教育制度も充実しており、他社に比較して力が劣っているということは考えにくい状況でした。それでもなぜか中途採用の方々の活躍が目立っていました。
「戦ってきたかどうかの違いですかね。競争をくぐり抜けた感覚、磨かれ方が違う気がしています。」
中途採用で入社された方は地方とは全く異なる競争原理の中で営業、社内競争をくぐり抜け、さらに、その戦いをくぐり抜けるための精神力も鍛えられています。それに比較すると同社の社員は優秀ではあるものの戦った経験は少ない。同社は製品・サービスが差別化されており、企業ブランドも確立されているため、営業現場で大きな戦いの必要が無いそうです。また、外で戦う必要がないため社員に余裕があり会社全体にとても心地の良い空気が流れているそうです。これは会社としての強みであることは間違いありません。ただ・・・
「戦いに勝ち抜くことが全てだとは思いません。ただ、新卒入社の方々は自己成長に対する貪欲さに欠けている気がしてなりません。これが戦った経験の差なのでしょうか。」
この部長の懸念は新卒入社の方々の自己成長に対する貪欲さの欠如にありました。
スポーツでは1つの試合が、練習の何十倍もの学びになることがあります。おそらくビジネスでも同じです。どれだけ修羅場をくぐり抜けたことがあるか、どれだけ高いハードルにチャレンジしたことがあるか・・・。結果はもちろん重要ですが、それ以上に目標に向かってチャレンジをし続けているかどうかが重要です。
どのような状況であろうと、自分で自分に戦いを挑むことで成長は加速します。もちろん24時間戦い続ける必要はありません。自分の真の勝負どころを見極め、意識を集中して乗り越える。勝負どころを明確にすれば余計な事は考えなくて済みます。とにかく勝負どころで真剣勝負を繰り返せば良いのです。真剣勝負の数が多ければ結果の如何にかかわらず自分を信じることができるようになるはずです。そして、自信となり、次のチャレンジを生み出し成長がどんどん加速していきます。是非、自分の中の小さな真剣勝負を続けてみてください。
今回の教訓&アドバイス
- 1. 戦う環境にあえて身を置くことで成長が加速する。
- 2. 今やるべきことが見えていれば、不安は減る。
- 3. チャレンジの数だけ自信が増す。



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