失敗しない転職のための転職支援情報 キャリアコンサルタントが語る転職成功ノウハウ


Vol.78  真似の重要性

2008年07月15日

キャリアにおいて、オリジナリティ、即ちその人にしかできないことがあることはとても重要です。物の価値が希少性と需要で決まるようにキャリアも同様な側面があります。しかし、そういったキャリアは初めからオリジナリティにあふれた仕事をし続けた人だけが築けるのでしょうか?キャリアの中における真似が実は重要なことをあるケースから見てみたいと思います。


コンサルタント:橋本 博季

私の友人のAさんは30歳。あるコンサルティング会社でコンサルティング業務と平行して社内の企画業務を行っています。彼の仕事ぶりは非常に優秀で、特に社内で初の理念共有を目的としたプロジェクトはリーダーとしてプログラムを企画、自ら実施し大きな成果を挙げています。もちろん彼にとっても初めての経験となる試みでしたが、この理念共有のプログラム内容は大変ユニークでオリジナリティあふれるものです。以前機会があったので、どのようにそのプログラムを企画したのか聞いたところ予想外の驚く回答・・・・。
実は全て今まで自分が参加したセミナーやワークショップから内容を抜粋したものだそうです。もちろん今回の内容に合わせ若干のカスタマイズはしていますが、ほとんどが他で経験したプログラムを基にして企画しているとのこと。


彼に何故そうしたのか聞くと
「実は多くのセミナーやワークショップに出る中で、みんな何かしらの共通点をもった内容がほとんどということに気づきました。ただその組み合わせを色々行うことでオリジナリティが発揮されている。なので自分達の会社の課題にあった、かつ使えそうな内容は真似ることを前提に、とにかくいろんな形で組み合わせて実施してみたところ、非常にうまくいきました。」
「そうですね、部品は自分で作るのではなくどこかで既にあるものを持ってきて、組み立てに頭を使って完成品をつくるイメージですね。」


彼は続けて言います。
世の中、本当にオリジナルなものなんてそうないですよ。意図して作れるものでもないと思います。それよりもいいものをどんどん真似して、その組み合わせ方やまとめ方に自分のエッセンスを加えたほうがよっぽど効果的だと思います。何しろスピードが速いことも大きなオリジナリティですからね。


彼は後輩の指導でも社内で高い成果を上げているのですが、「とにかくいいと思う人のやり方をそのまま真似ろ!」と常々言っているとのこと。この「真似ろ!」の意味はやり方だけでなくその人のしゃべり方やクセも真似るように指導するらしく、以前はあるプロジェクトのメンバーがみんな似たしゃべり方になったというエピソードもあるくらいです。


彼がこういった指導を後輩にする背景にはもうひとつ理由があるそうです。それは、とにかく真似をすることで行動を起こすスピードが格段に上がるということ。仕事のスピードが落ちること、ましてや行動を起こさないことが一番のリスクだと考えているようです。


今回の例を参考に、まずは皆さんの周りにも“真似”することの出来るものはたくさんあると思うので是非実践して見てはいかがでしょうか。

今回の教訓&アドバイス
  • 1. オリジナリティとは組み合わせで決まる!各部品は“真似”でOK。
  • 2. スピードも大きなオリジナリティである
  • 3. とにかく真似て“行動を起こすこと”が大事

ブックマーク

はてなに追加
MyYahoo!に追加
del.icio.usに追加
livedoorClipに追加

ブックマークプラス by SEO対策

メールマガジン登録

下記よりご希望の配信コンテンツを選んで ご登録ください。

登録