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Vol.230  中国系列グループに属するプライベート・エクイティファンド

2009年08月13日

中国最大級で最も総合的な金融サービスを提供する金融コングロマリットであるグループ企業に属し、プライベートエクイティ投資事業を行う。
コンサルタント:入江 祥之
中国では誰もが知っている巨大グループ企業

同グループは中国政府の内閣にあたる国務院が直轄する企業グループで、グループ総従業員数は約15万人、関係会社数は約500社にも及ぶ。中国全土に張り巡らされたネットワークと中央及び地方政府機関との良好で強力な関係を有する。銀行、証券、保険、信託、資産管理といった金融事業から、情報通信、インフラ、天然資源、不動産開発、建設、産業まで、網羅している業界は多肢にわたる。同社社員は、日本の企業で分かり易く言うと、財閥系商社と旧日本興業銀行を併せた会社をイメージすると良いかもしれませんと仰っていましたが、それをも超えるレベルと思われる。日本では同社の知名度はそれほど認知されていないが、中国本土では誰もが知っているグループ企業で、中国の近代化に大きな役割を果たしている。


プライベート・エクイティファンドとしての強み

同社の強みは、何と言っても中国の強力な事業基盤とネットワークである。投資対象はこの中国市場を有効活用できる会社で、メインは製造業、消費財、小売・流通業。他のプライベートエクイティファンドの支援内容がB/S改善やリストラによる利益の増幅等になるのに対して、同社は”売上”拡大の支援ができる点が大きな特徴と言える。商社系のファンドが中国に拠点を有していても、閉鎖的なカルチャーが残る中国において、中国政府のグループ企業であり、かつ、これだけの関連会社、従業員を有する同社とは比較にならない優位性がある。実際に第一号ファンドでは4件の投資実績があり、いづれも投資先の業績は好調。その評価もあって、この経済環境で資金調達が難しい中、今秋には第二号ファンドを組成する予定。最近、中国の関連ニュースが世の中に溢れていますが、中国市場(成長市場)、PEファンド、この二つの条件で同社以上の環境はないかもしれません。





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